カブリ注意報発令中!

浴衣の季節真っ盛り。

毎週のようにあちらこちらで花火大会が開催され、

色とりどりの自慢の浴衣で歩く人達を見ると、この業界に関わっている

ものとして、とても嬉しい気持ちになります。

 

そんな中で、浴衣の着方としていつも聞かれるのが、

「衿が上手く抜けないんですけど」

という事。

 

浴衣の場合には、長襦袢を着ないので、浴衣そのものをキチンと

抜いて着ないと、だんだん前にカブってきてしまうんですよね。

先日も、このブログに書きましたが、

シャツは抜襟してても浴衣は抜けない人 がホント多いです。

ちなみに、そのあたりこちらで解説してますので、参考にしてみて

下さいね。

浴衣の着方 [浴衣・着付け] All About

 

ところで、カブリで思い出したんですが、これも

前回のどこへ何を着て行くか というテーマにも

通じるお話。

 

先日、ありがたいことにまたまた友人の結婚のお祝い会に

出席させて頂きました。

季節は7月。今回は老舗の和食店での集まりということで、

あまり仰々しいものよりも、サラっとしかも少し華やかさのある

まずは絽の小紋を選択。

 

次に帯なんですが、ここでひとつ皆様に質問。

こういう場合、イチバン気を付けたいところは、

どこだと思います?

 

・・・・・

正解は、「老舗の和食のお店」というところなんですね。

 

というのも、和食店、それも老舗となれば、そこでサービスをして下さる

お姉様方が、全員和装である可能性が大きいわけです。

ということは、その方々とカブる可能性のあるものはちょっと避けたい。

特に、落ち着いた色の小紋は下手するとカブる可能性が大です。

まぁ、全く同じものということも少ないし、カブってはいけないということも

ないけれど、なんとなくバツが悪い・・・

という気分になるので、考えておいた方が気持ちよくその時間を

過ごすことができます。

これは、何も夏に限ったことではなく年間通じてのことなんですが。

 

 ちなみに、特に、そういったお店の方は無地のもの、無地に近い小紋などが多く

色は紫系、グリーン系、ブルー系が多いです。

なので、なるべくならそれらを避けもし選択肢がなければ、帯や小物でなるべく

華やかにすることがオススメです。

 

ってことで、今回のセレクトはこちら。

ちょっぴり派手目のローズの帯で、華やかに。 

 

 

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衿も着物のセレクトも、カブらないようにしたいものですよね。